ネタバレ容赦なし 咲-Saki-第6巻その2

前回の続きです
咲-Saki-6巻をまだ読んでない方や、アニメしか知らない方は、前と同じくネタバラになりますので、読まないほうがいいと思います。
したの書籍紹介以下ネタバレ開始です。

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

第45局 解放
池田のターンがすごいことになっていたが、今度はゆみちんのターン

ゆみちんはステルスとのデートについて思い出していた。

桃子『負けたくないッス』

この桃子の一言にゆみちんは答えていなかった、というより答えられなかった。

そんなゆみちんが逆襲にでる。

とツーフーロ。
捨て牌からして三色もなさそうだ。
ここは池田視点での解説になっているところが、じつは物語の肝。
ここも小林立さんは実は上手い演出をやっており、この解放の最後のほうで生きてくる。
とりあえず、現時点ではゆみちんのターンが進む。

見た限り、明らかにホンイツもしくはチャンタ狙い。
または河に出ていないをもっているかというところ。
池田はを捨てたが、その直後天江衣がを捨てている。
なんとこのゆみちんがこのをロン。
実はゆみちん自身を捨てていて、直前に池田がを捨てていたため、はスジなのだが、それを逆手に取ったゆみちんの単騎待ちだった。
      (ロン)
ドラ表示はなのでがドラとなり、ゆみちんは親のため、は連風牌(ダブ東)なので合計四飜で11600点。
しかも、TOPの衣から直撃だ。
これをあがったゆみちんは

ゆみちん『やはり卑怯者かもしれないな』

桃子に回答できなかった自分と、スジ引っ掛けを利用した上がりをかけた自己評価であった。

しかし、これに動揺したのはなんと天江衣。
ココロの底から折ったと思った二人が復活。
清澄だけを気にしていた衣には、二人の何か見えないつながりがわからないのだ。

そしていよいよ、この人が復活する。
じつは5巻終了間際から、6巻が始まってここまで衣、ゆみちん、池田、そして観客の視点でしか物語が進んでいなかったことに気がついたでしょうか?
そう、ここまで咲ちゃんの視点がなかったのです。
少なくとも6巻で咲ちゃん視点はここからが初めて。
ここまで他の人にスポットをあて、いままでダンマリを決めていた咲ちゃんの視点が始まることで、読者になにか期待をさせる予感がします。

咲はダンマリ⇒池田をフォローし、上昇気流に乗せる⇒ゆみちんも何かに思い当たり、衣崩しにかかる⇒予想外の2人の攻勢に、衣も若干崩れる気配⇒咲ちゃんの覚醒

おそらくそういう演出にしたのでしょう。
そんな咲ちゃんは県予選前の合宿のことを思い出していました。
それは優希のこのシーン

優希『この割れ目が・・・割れ目がこすれて気持ちいいじょ』

言葉だけ抜き出すととっても18禁モノにしか見えませんw
これで咲は違和感を思いだした。

咲『脱いでもいいですか?』

あなたもですか!!

これで咲ちゃんは靴下を脱ぎはだしになります。
これで開放感が!!
いよいよ咲ちゃんの本当の逆襲が始まります。


第46局 脱却
前回で靴下を脱ぎ解放感を得た咲ちゃんの逆襲がスタート。
東4局一本場
咲ちゃんツモ
  (ツモ)
なんとツモのみ40符一飜:子400点、親700点の1本付けで500点800点。
なんともものすごい安手。

しかしこれだけではない続く南1局
咲ちゃんツモ
    (リンシャン牌)
こんどはリンシャンカイホウのみ30符一飜:子300点、親500点
なんとさっきよりも安い手。

2連荘であがったものの、なんとも奇妙な連続安手あがり。
これにはさすがの咲ちゃんの嫁も不安になった

オッパイ『宮永さん!!』

ピキピキっと電波をキャッチした咲ちゃんだが、その返事は

咲『大丈夫だよ』

いや、電波で会話できませんからふつう・・・。
こうして咲ちゃんの謎だらけの逆襲が始まった。