咲-Saki-で出てこない、もしくは今後も出ないであろうと思われる麻雀用語の解説その1

アニメ咲-Saki-も大詰めに近づいています。
いままで、色々な麻雀の用語や現象が登場しましたが、まだ出てきてないもの、または今後共に出ないだろうと思われるものについて解説します。


出ないだろう麻雀ルール1『アリアリ』『ナシナシ』
地方によっていろいろ差がある条件です。
ちなみに咲-Saki-の世界ではアリアリを採用しているようですが、プロの競技団体でもアリアリ採用がほとんどで、麻雀界でもアリアリが主流になりつつあります。
ただし、ローカルでナシナシを採用しているところも多いのです。
私の学生時代の麻雀は主としてナシナシでした。


ところで、アリアリとナシナシって何のことでしょう。


この言葉、共に2つに分かれますよね。
つまり何かが『アリ」で、なにかが『アリ』。
もしくはなにかが『ナシ』でなにかが『ナシ』ということです。
でな一体何と何なんでしょうか?
それは『喰い断』『後付け』のことです。
喰い断
クイタンと読みます。
麻雀で牌を晒さない状態を『門前』、晒した場合『副露』と言いますが、副露時に作った断么九のことです。
これを認めないのがナシナシルールの最初のナシということです。
ですからナシナシといわれたら、『喰い断』はできませんので注意してください。
後付け
後付とは何かというと『あがったときになにか役があればいい』ということです。
そればがナシと言うことは『あがる前に役が確定していないといけない』と言うことです。
こういうルールを後付けに対して『先付け』と呼びます。
この先付け採用、非常に条件がシビアで、麻雀の腕のレベルを要求するルールですので、できれば避けたいルールです。


先付け時にどうすれば役が確定するのか?しないのか?
1)偶然役であがれない。
これ非常につらいのですが、偶然であがれる役は全てあがれなくなります。
偶然役としてあがるのは下記の役

嶺上開花、槍槓、海底撈月、河底撈魚

咲ちゃんと衣はアウトですねw
槍槓は普通狙ってやるんですけど、麻雀的には偶然役扱いです。
なので、池田が咲ちゃんからあがった『槍槓、ドラ7』は先付けルール下ではあがれずチョンボになります。
また、一発も偶然役ですが一発はリーチをかけないと発生しない役ですので、ここでは除外します。
2)絶対にあがれる確定役
逆に絶対的に役がつく確定役があります。
確定役には以下の条件で決まっていることが多いです。
・あがり方で決まる役
⇒平和
・牌の形(揃え方)で決まる役
⇒平和、七対子対々和混一色混老頭清一色
・制限を加えた役
⇒リーチ
以上が確定役となることが多いです。
3)状況によってあがれるか、あがれないか変わる役
あがり方や副露のやり方によってはあがれる場合と、あがれない場合に分かれるものがあります。
・副露したことによって変わるもの
ほとんどがそうですが、最初の副露が役に絡まないと役として確定してもらえないものがあります。
・あがり方によって役が付くか付かないか
たとえば、三色などの場合両面待ちでどちらかが来た場合、三色になることがあります。
これで3色になる牌であがった場合、偶然三色がついたという風に決定され、チョンボになります。


ただし、偶然役でも役は役ですので、他に確定役があってあがれた場合、役として飜数を加えることは可能です。


以上が先付けルールですが、この説明だけでは分かりにくいので、いずれ別項を設けて詳細に説明したいと思います。