私と京浜急行
あまり面白くはないと思いますが、私の身の上話でも。
今回は私が初めて京浜急行に乗った話を書きます。
実は私は幼稚園〜小学生初頭まで蒲田に住んでいました。
とはいえ、蒲田といっても矢口に近い方で、蒲田駅よりも東急目蒲線の矢口渡の方が若干近いところです。
ですが、蒲田までも歩けない距離ではないので、よく親に連れられて遊びに行った記憶があります。
京浜急行といえば蒲田駅ではなく、ちょっと離れた京浜蒲田駅に来る鉄道会社路線ですが、家からは2km以上の距離があります。
東京近郊の小学生低学年以下の子供にとっては、2kmというのはとんでもない遠距離になると思います。
当時は鉄道に興味があったとしても、目蒲線ですら全線乗るのに親に同行していた私にとってはあまりにも遠距離すぎました。
ただ、東急以外の路線は小田急電鉄、京王帝都電鉄はほぼ全駅覚えており、西武も山奥以外の路線はほぼ全駅言うことができました。
23区内限定であれば国鉄も全駅言うことができました。
今思うと、これでテレビに出られたかもしれないなww
ただ、親に連れられて関東近郊の国鉄線や私鉄線には結構乗りました。
しかし、そんな鉄成分の濃かった私ですが、どういうわけか京浜急行だけは一度も乗ったことが無いのです。
何とも不思議な状況だったのですが・・・。
当時の私の大好きだったのは年に数冊だけ親に買ってもらえたヤマケイ*1の関東大手私鉄シリーズ。
鉄ならばだれもが一度は目にしたシリーズだと思います。
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昔持っていたやつは残念ながら引越しの時に捨ててしまいましたので。
これが大好きで、地元の東急はもちろん京成、小田急、東武と次々に買ってもらったのですが、そんな中ひときわ目立ったのが赤い電車の京浜急行
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本でいろいろ京浜急行のことを調べて当時京急の快速特急に使用されていた"600形"に非常に興味を注がれました。
当時の関東の私鉄は有料特急以外はロングシートばかりで、唯一の例外がこの600形だったのです。
ちなみにこれが600形
余談ですが、今の600形は3代目にあたります。
この600形にどうしても乗りたかったのですが、2km程度の距離を歩けば京浜蒲田駅だったのに見に行けなかったのは、途中にある蒲田という街の存在が大きかったのです。
当時の蒲田はかなりやばい街だったらしく、親も近所の大人もみんな私たち子供に『蒲田に近づくな』と厳しく教えてきました。
その内容は『子供だけで蒲田に行ったら、悪の魔王に連れ去られる』『蒲田には怖い怪獣が沢山いる』とか今聴くとかなり眉唾物なんですがww
当時の私には鵜呑みにして、親と一緒に行く以外はおとなしく近づかなかったのです。
なんでも街中に『"拳銃"に注意』とか言う看板があったらしいです。
本当かどうかは知りませんが、蒲田付近の住人はご一報を。
なので、京急がそばを走っているのに全く縁が無かった『近くて遠い赤い電車』だったのです。
そんな私の京急との遭遇は意外な形でやってきました。
それは父が川崎大師に出かけるというものでした。
今思うと、父の大厄がその年にあって厄払いに行くためだったようですが、当時の私には川崎大師も厄払いも知りません。
しかし川崎大師といえば京急大師線なので、当然京急のお世話になります。
これはチャンス!ということで父に同行することにしました。
往路は京浜蒲田まで歩いて京急の電車に乗り、京浜川崎で大師線に乗り換えるものでしたが、お目当ての600形は快速特急限定の運用に入っていますので、どうしても快速特急に乗らないといけません。
ということで父に『快速特急に乗りたい』と進言したところ、『帰りは乗ろうじゃないか』ということで、復路の行程は大師線で京浜川崎に出て快速特急に乗り、品川に出て国鉄線に乗り換えて蒲田に出て歩いて帰るということになりました。
そして帰りの京浜川崎駅、お目当ての快速特急がいよいよやってきました。
そのやってきた電車は
よりによっておまえか〜〜!
まさかの当時の京急の主力1000形でした。
父には『快速特急に乗りたい』と言っていたので、600形に乗りたいとは言ってなかったのです。
なので次の快速特急まで20分川崎駅ホームで待つのもあれなので、結局それに乗って帰ってきました。
その時の気持ち今の感じでに書くと
Orz
となるのでしょうかね。
今改めて思ったので、いろいろ情報集めて書いてみました。
当時の快速特急はこんな運用だったかと思います。
当時は日中が20分毎の運転で、品川-久里浜の運転。
時間は今の120km/h開始前なので、品川-横浜は2分ほど余計にかかっています。
また久里浜-横浜は今と違い通過駅が多いので、現在とさほど変わらないとしています。
こうして品川-久里浜は計算上では51分と仮定しました。
そうしてダイヤグラムを起こすと最低運用本数は6編成となります。
それで調べましたが、600形の編成両数は4両編成が10編成で合計40両ありました。
しかしながら、600形の快速特急運用は4+4の8両編成で運用されますので、5編成となり元々1編成足りません。
なので、その足りない6編成目の運用にあたったか、もしくは車両の整備点検で1編成でも外れれば代替車両が入ることになるので、私が乗ろうとしたのはきっとそれに当たったのかと思います。
当時の京急は1000形が華やかりしころですので、快速特急の代走などに入っていたことも多々ありました。
こうして、私の京急との初遭遇は幕を閉じました。
この乗車において品川付近で先行の600形の久里浜行き快速特急とすれ違ったのが、私が見た最初で最後の600形となりました。
以降もなぜか京急に乗ることはなく、京急に再び乗ったのは高校生になって自分自身である程度単独行動するようになってからでした。
すでに600形は全車引退しており、2000形の時代となってます。
あの時、川崎でもう一本見送れば600形に乗れたのですが、何とも残念です。
最後に例の私鉄の車両シリーズを
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